カテゴリー「アナウンス」の11件の投稿

宝来軒@早稲田

▼所用で早稲田へお出かけ。

 知る人ぞ知る宝来軒(大分県中津が本拠地)に早稲田店があることを知って、思わず激写。キャッチフレーズ(?)は、「あの大分宝来軒の(略)とろーり とんこつスープ これは旨い!」である。自称「日本一」を掲げるところも、宝来軒らしいと言えば、宝来軒らしい(大分らしい)。基準は定かではないが、大分での知名度は確かに一位と言っても過言ではなかろう。

 今回は偶然の出会いで、かつ、昼食を取った後だったので次回は是非、実食したい。

早稲田 早稲田

▼というわけで(前後の脈略はないが)、4月から埼玉県所沢市民になりました。関係各位には相変わらず、多大なるご迷惑をおかけしております。

 新天地でも引き続き、尽力して参る所存です。
 今後も引き続き変わらぬご指導、ご支援、ご鞭撻の程、よろしくお願いいたします。

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一部メール不着のお詫び

▼12月下旬~今月上旬まで、私からお送りさせていただいたメールの一部が不着になっていることが判明しました。

 私のプライベートのメールアドレスについては、homailやYahoo!などのメールサービスを利用されている場合、メールが未着になっていたり、迷惑メール扱いになっている可能性があります。

 また、私が職場のアドレスからお送りしたメールについても、一部、メールが未着になっているようです。一定の対策はしているつもりではありますが、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

 現在、順次確認のご連絡をしていますが、万一、メールを書いたんだけど、返事がないなぁ…という方がおられましたら、懲りずにご連絡くださいませ。

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ホームページの改修を進めています

▼私の日記で利用しているシステム(もサーバ?)の、データベースの整合性に問題が出てしまったようで、現在、修復を検討しているところです。

 さしあたり、20~22日は、トップページを暫定的なものに切り替えて表示させていただいておりました。現在は、Movable Typeの初期画面を使って表示しています。ご迷惑をおかけしますが、完全復旧まで今しばらくお待ちくださいますようお願いします。

追伸
 忙しい時に限って…。再インストールした方が早いかな。

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昨年度、私の授業を受講していた皆さんへ

▼大分にやってきて一週間以上が経ちました。まだ、ほとんどの皆さんにご挨拶ができていません。相変わらず怠慢な私ですが、予想以上に、気にされている方がおられるようなので、以下、主に昨年度、私が直接的に関わってきた(皆さんに選択権があるわけではないので「関わらざるを得なかった」かな)皆さんにお伝えします。

 なぜ大分へ行くことになったのか。

 この質問は、これから先もしばらく聞かれると思います。私は、過去にも比較的移動が多い人間だったので(東京生まれで、宮城県=仙台育ち、大学は神奈川=藤沢で、大学院は石川=金沢近辺、その後、埼玉=所沢から広島へ…というのは私の自己紹介の十八番でした)、移動する度ごとによく聞かれていました。

 表層的に答えれば、私は、土地に対するこだわりがあまりないとか(一極集中を好まず、地方でマイペースに生活する方が私の性に合っています)、面白そうなこと、自分がワクワクできることがあれば、たぶん、私は住む場所も仕事を選ばないのだと思います。あるいは、自分がこれまで学んできたことを新しい土地で試すことができるのか、確認したい、という気持ちもどこかであるのかもしれません。

 上記の回答で、通常の日常会話は済んでしまうのですが、質問の本意はそれだけではないですよね。何かを選択するということは何かを捨てる、ということも意味します。変化には、必ずと言って良いほど喪失を伴います。恋愛関係に置き換えれば、「なぜ彼(彼女)なの」という問いよりも、「なぜ私じゃないの」という問いの方が場合によっては、悩みとしてはより深いと思います(おっと、話がズレますね)。

▼私なんかは、ご存じのように「迷い」のかたまりのような人間ですから、このような時に、迷わない訳がありません。しかも、組織に属している限り(誰でも何かしら、社会集団に属しています)、一人の問題は組織全体にも何らかの影響を及ぼします。実際、関係各位に迷惑をかけているわけですし、申し訳なく思っています。今、この時期に転職をするということが何を意味するのかも極めて難しい問題です。

 例えば、私にとっても予想しえない影響があるかもしれません。自己中心的な話題で恐縮ですが、例えば、私に対する一般的な信頼(性)が低下するかもしれません。人によっては、あそこ(所属大学名、大学院名)の出身の人は「すぐに辞める」などと風評を立てられるかもしれません。他にもいろんな噂話が出るかもしれません。

 しかし同時に、組織にとって個人というのは、「歯車」の一つに過ぎないという見方も可能です。この問題は、一言では語りきれない難しい問題ですが、今の世の中は、良くも悪くも「代替可能」あるいは「交換可能」にできている面があります。大きな目で見れば、誰かは誰かの「代わり」になってしまうのです(例えば、アルバイトの仕事でも、一人一人の人間関係で見れば、AさんはBさんの代わりにはなりませんが、大きな目で見れば、誰もが「同じような」仕事をしなければ全体はうまくまわりません)。

 私も、こんな文章を書いていますが、既に忘却の彼方の存在かもしれません。
 今はそうでなくても、いずれ記憶は薄らいでいくかもしれません。
 
 もしかしたら、人はどこかで、「かけがえのなさ」と「代替(交換)可能性」と、闘わなくてはならないのかもしれませんね。事実、私も、皆さんとの出会いが、心の支えとなっていますが、同時に、代替(交換)可能性におびえざるを得ない面がどこかにありました。皆さんは偶然にも、この対立的関係について考える機会を得た、と考えると少しは今回の件の捉え方も変わってくるかもしれません。

▼過去に、金井壽宏先生のキャリア論を紹介した時に(覚えていないかもしれませんが)、「偶然性(不確実性)」の重要性や、「変化」にまつわる心理的変化について論じたことがありました。偶然性や変化をどう捉え、受容し、対峙するか。これは私にとっても、大きな課題であり、謎であり、「問い」です。皆さんも、この「問い」をどこかに抱きながらキャリアを歩んでもらいたいと思っています。
 「無責任」と言い放つのは易しいかもしれません。しかし、もし、その説明で納得するならば、私が教えられることは(学べることは)始めから何もなかったと思います。

 ぜひ、未来に向けて毎日を着実に歩んでいきましょう。
 私も、そうありたいと願っています。

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読書メモ:議論のレッスン

▼訳あって、『議論のレッスン』を読み直す。「トゥールミン・モデル」という議論を進めていく上で役に立つモデルが分かりやすく紹介された本である。
 トゥールミン(Toulmin)・モデルでは「主張」(一部の高校生ならば「イイタイコト」という言葉で教わっているかもしれない)に対する「根拠」のみならず、主張と根拠を結ぶ「論拠」(Warrant)と言う概念が提示されているのが特徴である。

 本書で紹介されている例を用いるならば、「彼女はどうしてミーティングに来られなかったのか?」という問いに対して、「風邪」と答えたならば、「風邪」が根拠となりうる(p.69)。しかし、なぜ風邪が根拠になりうるのかは明らかではない.。

 彼女はミーティングに来ることができない(という主張=結論)と、風邪であるという根拠=理由の橋渡しをするのが「論拠」ということになる。例えば、著者が挙げている例としては、(1)人間は健康であるほうがよい。(2)病気は治すべきである。(3)病気は安静にしておいたほうが治りやすい。(4)安静にするとは体を必要以上に動かさないこと、などがある(p.75)。これはすべて暗黙の「仮定」と言える。

 著者の言葉を借りるならば、「主張が成立するにはなんらかの事実が必要であること、しかしその事実を単独で提示しても議論としては不十分である」(p.77)ということになる。日常的場面では「風邪」で、おおよその理由を察することはできるが、理由をさらにさかのぼって説明する「説明」が必要ということなのであろう。

 著者曰く、
「根拠」を出すことは「あなたの主張にはなに(what)か具体的な証拠はありますか?」という質問に対する答えを出すことと同じ(略)

「論拠」を出すことは「あなたが提示した根拠がどうして(how)あなたの主張と関連づけられるのですか?」という質問に対して答えることと同じ
 ということになる。繰り返せば、主張と根拠をつなぐ(橋渡しをする)役割を果たすのが「論拠」である。言われれば「そりゃそうだよな」と思わされるような概念だが、「根拠」のみならず「論拠」にも目を向けられるようになると、より本格的な議論が成立しやすいかもしれない(しかし、主張と根拠、論拠が明確に示されていても、その主張自体に意義がない場合は、救いようがないのであるが)。

▼もう一つ、興味深いのは以下の指摘である。
(1) 議論をする際に論拠についてはそれを支持する裏づけ(Backing)を明記すること。
(2)論拠の確かさの程度を示す限定語(Qualifer)をつけること。
(3)論拠の効力に関する保留条件としての反証(rebutta)を提示すること(p.112)。
 概念だけでは分かりにくいが、本書で図式化示されている説明が役に立つと思われる(引用では図ではなく箇条書きに変形している。トゥールミン・モデルも含めて図式化されたモデルを把握したい場合は、本書を手にとって欲しい)。基本は「ハリーはバミューダで生まれた。だから、多分、彼は英国人であろう」という文章である(p.113)。
  • 主張(Claim) 彼は英国人であろう
  • 根拠(Data) ハリーはバミューダで生まれた
  • 限定語(Qualifier) だから、多分
  • 論拠(Warrant) なぜなら、バミューダで生まれた人は英国人になるから。
  • 裏づけ(Backing) 英国領で生まれた人の国籍に関する法律によってそのように定められているから。
  • 反証(rebuttal) 彼の両親がともに外国人であったり、彼自身がアメリカに帰化したのでない限りは。
 主張、根拠、論拠、限定語、裏づけ、反証などといった概念を、必要に応じて検討することができれば、クリティカルシンキングとしても応用可能であろう。

▼個人的には、本書で用いられている事例(会話や引用文)があまり好みではないのだが、それを差し引いても、本書は議論の作法について述べた本としても、あるいはクリティカルシンキングや、テクニカルライティング(アカデミックライティング)のテキストとして意義がある。分量も多すぎず、少なすぎず適切なのが良い。

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ご報告

▼2月25日以来の久々の更新になってしまった。3月の分はいずれキャッチアップする予定。この間、あまりに多くの出来事に遭遇したが、簡単にまとめると以下の通り。

  • 一 転職した
  • 二 結婚した
  • 三 転居した
  • 四 パパになった
  • 五 車を買った

4月1日なので一つくらい嘘が混じっているかもしれない。いずれも詳細の解説が必要と思われるが、取り急ぎ第一報ということでご了承いただきたい。

なお、本件について十分なご報告を申し上げていない皆さま、お詫び申し上げます。
また改めてご挨拶に伺う予定です。

▼関係各位には重ねてお礼申し上げます。
これも皆さまのお支えのおかげです。重ねてお礼申し上げます。

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今月の本

▼今月の本。今月は、新書はどれも「これ」と呼べるものがなかったような気がする。出会い方が悪かったのか、興味関心が沸かなかったのか、どちらかかな。

 今月もっとも読み応えがあったのは、『あなたへの社会構成主義』だった。「意味や価値は社会的な関係の中で作られる」というのが社会構成(構築)主義と呼ばれる立場の基本的な考え方だと思うのだが、本書は優れた入門書である。  最近、「構成主義」的な立場に立った論は少なくない(構成主義と書くと難しそうに聞こえるかもしれないが、「関係性」「つながり」を大切にした立場、と考えると分かりやすくなるかな?)。『学力の社会学』も、構成主義的な立場からの論だった。
 両者ともに、教育関連の人にとっては何かと意味のある本かもしれない。

▼その他、今月はテストや学力関係の本を集中的に読んでいたのだが、中で参考になったのは、『.「考える力」はこうしてつける』と『テストの心理学』の二冊かな。 ▼その他、今回は研究関連の専門書が続くが、以下の2冊も何かと参考になった。  学力論争本は多いが、最近の議論の「まとめ」になっているかもしれない。

 上記図書については詳しい読書メモを一度も書いていないが(今月、久々に振り返ってみて思ったが、「読書メモ」は、入門書以上専門書未満の本が対象らしい)。

 入門と専門の間に何があるのか考えたいところである。

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今月の本

新書・文庫
 目を通した冊数が少なかったせいかもしれないが、今月は、新書・文庫系では、「あたり」本と出会えなかった気がする。

 でも、夏休みらしい読書ということで、サガンを何冊か読み返す(私は何を隠そう『悲しみよこんにちは』を、読書感想文で選んだことがあったりして。本当は、『銀河鉄道の夜』で書きたいのだが、いつも挫折していた)。

 ちなみに前者は、映画版もある。私は原作から先に入っているので、小説と映画の比較を行いにくいのだが、南フランスに是非、一度行ってみたいな、と思わせる映像美である。話も原作ほど複雑じゃないしね。

 『悲しみよこんにちは』の映画版は、イギリス、アメリカの共同制作だが、私は、基本的にはフランス映画に惹かれやすいらしい。『男と女』『アメリ』『落穂拾い』など、DVDを持っているのはフランス系映画が多い。こういうのは一人で観て楽しむものだし…と、自己正当化してみたり。

 どちらにせよ、シュールでメランコリーで、かつパッションに溢れているような作風(意味不明)が、好みらしい。いずれフランス映画に見られる眠さ(けだ るさ)と、ハリウッド映画に見られる眠さ(かったるさ)について、考察してみたい。どっちにしても映画を観ると眠くなるというのも私の習性である。

 と、新書・文庫について書くつもりが、映画になってしまった。

単行本
 新書・文庫同様、今月は、読んだ本自体少ない。海外出張へ行ったり、月末、仕事がたまってしまったせいだろう。

 その中でも、とくに面白かったのは、やはり『反社会学講座』かもしれない。これは、奥井(2004)の『社会学』や、森下(2002)の『社会学がわかる事典』と併せて読むと、なおさら良いだろう。
 同じ「社会学」系の本と言っても(もっとも、一つには「反」が付いているけれど)、こんなにも違うものなのか!と思わされること必須。
  • 奥井智之 (2004). 社会学. 東京大学出版会
 哲学にも同じことが言えるが、社会学を学ぶということは、過去の偉人や社会理論について知ることではなく、「社会学」という道具やモノの見方や視点を知る、という点に価値があると私自身は思っている。

 「反」とか「使いこなし」とか、おちゃらけた感じには批判もあるのかもしれないが、上記3冊ともに、社会学という切り口から、現在の社会や、未来に切り込んでいる点が、最大の特徴だと言えよう。
(これを機会に、いわゆる古典に手を伸ばす人が出てくるかもしれない)

 社会学という切り口ではないが、内田先生の本も同様のテイストかも。  読書メモでも引用させていただいたが、相変わらずの内田節というか、鋭さである。秋以降、新刊も続々出るようで楽しみなところだ。

その他
 プレゼンテーション本だと思って購入した『プロフェッショナル・プレゼンテーション』 は、結局は、いわゆるクリティカルシンキングや、ロジカルシンキングといったスキルを、プレゼンテーションで活かせるように発展(再編集?)させたもの だった。ビジネスの文脈が強いので、それ以外では使いにくいが、ちょっと工夫して読み替えれば、学校教育でも使えないことはないかな。  上野(2004)のインタビュー本は、インタビュー実務に関わっている人には、得るものが相当多いはず。私も、大変に勉強になった。  ビジネス的なインタビュー(基本的には、ある商品やサービスなど、結果をパブリックな方向に活かすことが目的となる)と、教育・臨床的なインタビュー (基本的には、個々人の目的に沿って行われ、その結果を、公に活かしていこうとする?)の、共通点と差異をどう考えていくかは課題だな。

小説
 姫野カオルコの小説を読もうと思ったが、結局、エッセイ集『すべての女は痩せすぎである』でおしまい。開き直りの術を身につけるにはいいかも。

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今月の本

▼今月は、結果的には、それなりの数を読んだつもりだったが、あまり頭に残っていない。やはりメモを取りながら、熟読する機会も必要だな。

 新書は沼上先生の『組織デザイン』が、組織論の教科書としても出色だったと思われる。ジャンルは違うが広義の「デザイン」つながりでは、後藤ほか『デザインの生態学』と出会えたのは良かった。
 「デザイン」は最近、何かと流行言葉的に使われることも多い(そういえば紺野先生の『創造経営の戦略』でも、デザインはキーワードだった)。私自身は、デザインという言葉を、状況や文脈と切り離された「計画」「設計」ではなく、状況性も含んだ概念として捉えていきたいのだが、そのためにはもうちょっと「デザイン」について、突っ込んで考えなくてはならないかも。

 広義の組織論つながりでは、もの造り系の以下の2冊が、違った意味でそれぞれ興味深い。自動車はトヨタ、日産、ホンダをはじめとして日本メーカーは健闘しているが、宇宙・航空機分野ではさっぱりである。  藤本先生の本は、宇宙・航空機産業について言及していないが、日本はどうも「巨大プロジェクト」を得意としていない面があるのかもしれない。組織デザインの観点からも興味深い視点かもしれない。

▼その他、現代日本の諸問題を考えるにあたっては以下の3冊と出会えたのが、今月の収穫だったかもしれない。いずれも読み込めていないので、また改めてコメントを書きたいところです。はい。
▼小説はこれといって手に取れなかった。エクニさんの新刊は、いわゆる「三姉妹モノ」。勝手に分類するのは失礼かと思うが、四姉妹モノといえば『若草物語』、谷崎潤一郎ならば『細雪』、記憶に新しいところでは2003年度後期の朝ドラ『てるてる家族』などが挙げられよう。

 三姉妹モノは…、あれ、考えてみれば思い浮かばない。ぱっと思い浮かんだのは、幸田文の『きもの』が確かそうだったはず。マンガならが天才柳沢教授の娘たちも三姉妹だったはず。amazonで検索してみたら、そうそう。『やっぱり猫が好き』も三姉妹シチュエーションでした(!)。  登場人物が4人か、3人かで、物語のプロットは変わってくると思うし、共通の違いがあると思ったりもするのだが、具体的に挙げるは難しい。誰かこういうマニアックな研究(でもないか?)をしている人はいかいのかな。

 もう一冊。
  • 恩田陸(2004). Q&A. 幻冬舎
 これは、正直言って「してやられた」感じ。いろんなインスピレーションが沸き上がるが、一言では言い尽くせない感じ(←コメントになってない)。

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今月の本

▼今月は、敢えて3冊に絞り込むとしたら以下の3冊…かな。
 『自分で考えてみる哲学』は、因果関係に焦点を当てた哲学の入門書。単なる哲学の紹介本(正確に言えば「哲学者」の紹介本)ではなく、哲学的=科学的なモノの考え方に迫った良書である。翻訳も読みやすい。
 
 『組織行動の考え方』は、組織論の一分野「組織行動」(組織の中での人間のふるまい)のテキストではあるが、金井先生流のまとめのせいか、読み手の力づけに優れているような気がする。
 これまでやや端折られることが多かった評価の問題にも詳しく、モチベーションと「夢理論」など、独自の考え方の紹介もあって参考になる。

 『演技と演出』は、口語体(です、ます)で読みやすいが、演出とはいかなるものか、演技とは何なのかを考えさせられる。

 演技や演出に関しては、私も、縁あって社会学的な理論を知識としては持っていたし(ゴッフマンが最も有名か。手に入れやすい入門書は、『ゴフマン世界の再構成か』)、あるいは山崎正和氏に代表されるような劇作家でもあり、かつ批評家でもあるような人の本の本を読んだことがあったが(彼の場合はジンメルに依っている部分が多い。たとえば、『社交する人間』)、これらの論と、平田オリザ氏の本を併せて読むと理論と実践(私の場合は、ワークショップ的なものへの転用)をうまく融合させられそうな気もする。

 三冊共に共通するのは「考え方」が、丁寧に描かれている点であろう。
 来月は、新刊もかなり多いようだから楽しみな月である。

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