▼最近、読書メモを更新していなかったので、若干だが簡単なメモ。
『
メディア・コミュニケーション学』は、プラクティカルかつ、現代的なメディア研究の教科書的な本。社会学的な、あるいは記号論的、歴史学的なメディア論も含まれていない訳ではないが、携帯電話や、インターネット全般(ブログや、Web炎上など最近の話題も含む)、テレビゲームなどがバランスよく扱われていて、本分野の「今」を捉えるためのテキストとして使えそう。
▼『
ネットメディアと〈コミュニティ〉形成』は、その名の通り、インターネットのネットと「コミュニティ」に焦点を当てた本。やや事例に偏りがあるような気もするが、「コミュニティ」を多角的に捉える上でも、意義のある内容だった。mixiなどのSNSがさして取り上げられていないのが残念だが、逆に、一般的には取り上げられることの少ない事例が扱われているのはありがたい。
東京電機大学出版局は、最近、出版の領域を広げているのかしらん。
▼『
これから情報・通信市場で何が起こるのか 2008年版』は野村総研の営業本と思われているらしいが、情報・通信業界を概観するためには非常に優れた内容だった。「ボランタリーWeb社会の創造(pp.64-86)」などは、上記の「コミュニティ」と重なる部分もあったするような気もする。
個人的には、自分で情報を集める気になれなかった「海外における非接触IC決済の同行(pp.161-166)」は、大変ありがたかった。
▼アカデミズム系とかシンクタンク系とか、分けるつもりはないが、後者は前者を射程に入れているのに対して、前者は後者の動きに気づいていないような気もする。前者は、細分化され過ぎ(タコツボ)ってことなんだろうけども。
改めて専門性とは何か?などと考えてみたりもしたりする今日この頃。
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