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「『「先生』に対しては『先生』という敬称を使った方が生きやすいという「常識」を、「先生」が指導しなければならない時代

▼ややこしいタイトルだが、お許しいただきたい。

 平易な言葉で言い換えれば、お世話になった先生に対して、何の文脈もなく「さん」付けで呼ぶのは止めて欲しい、ということである。「敬称」(けいしょう)も、処世術(しょせいじゅつ)という語句も、説明しないと顧客に理解していただけないご時世ではあるが、いよいよ先が思いやられてきた。

▼内田樹先生の言葉を借りるまでもないが、「先生」(師匠)という存在は、その学び手である弟子が、先生のことを「先生」と認識することによって成立するものである。師匠=弟子という関係は、あくまで両者の関係性であって、固定化されるべきではないとも、私は思っている(福沢諭吉先生は、半学半教という素晴らしいコンセプトを、後世に伝えておられる)。
▼しかし、である。構造的にも、「先生」と「学生(生徒)」が分かれている場面において、何故に、先生のことを「さん」付けで呼ぶのか。企業的文脈で言えば、上の係長に対して、「○×係長」という呼称を用いているのに、あまり面識のない部長に対して、「△□さん」と言い捨てる事態に等しい。

 「先生はえらくない」という反骨精神があるならさておき、ほとんどの場合は、「あ、間違えました」と言われてしまったり、糠に釘状態なのである。

▼もっとも、一部(多数?)の中学校や高校において、「先輩」「後輩」の概念すら失われているらしいので、仕方ないと言えば、仕方ない事態である。しかし、下の人間が上の人間に対して示すべき敬意というものはあるはずで、それは良い意味でも悪い意味でも、コミュニケーションの基本であろう。

 私のことは、「さん」付けで呼んでもいいし、私は、そちらを好むけれど、一般的には、「先生」は「先生」と呼ぶんだよ、とか、「私よりエライ人に、さん付けはないでしょう、私の立場も考えてよ」とか、そういうことを、懇切丁寧に説明しなければならない時代になってしまったことを憂いてみたり。

▼いっそのこと、「福沢諭吉」だけが「先生」とか、そういう定めを作ってくれれば良いのだが、「先生」なき組織においては、夢のまた夢だろう。私が、上と下に挟まれている人間だからこその憂いかもしれませんが…。

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コメント

お元気そうで何よりです!?

個人的には、医師はO.K.ですが、議員には先生を使う必要は全くないなあと思ってしまいます。
まあ、「先生」も「先生」と呼ぶに値する仕事、生き方をしているか、よ〜く考えないといけないなあと思ってしまう残念な事件が起きてしまいましたねぇ。

かわのさん、コメントありがとうございます。更新が久々になってしまっておりましたが、おかげさまで元気しております。

昨日、酔った勢いで書いてしまって(!?)、今読み直してみると、なんだか意味不明ですね。

私は、高校生の時だったか、医者、弁護士、教師、政治家など、「先生」と呼ばれる職業には絶対に就かない!と宣言していたのですが、なにゆえか、今回の記事のようなことを思うようになってしまいました。

不正で=お金を払ってまで「先生」になろうとする人がいたり、「先生」の権威を意味もなく振りかざす人がいたるするからこそ、本来的な意味での「先生」が存在しにくいのかもしれませんね。野中郁次郎「さん」など、私は決して言えないのですが、知らない人にとっては、何だよソレって感じなんでしょう…。

なんてことを思ってみたりした今日この頃です。

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