読書メモ(断片):『情報学的転回』(西垣通)
- 西垣 通(2005). 情報学的転回―IT社会のゆくえ. 春秋社
- 「ラージャ・ヨーガ」
(精神統一。「肉体的な修練によって心を安定した状態に置く(p.35)」こと)。
- 「バクティ・ヨーガ」
(信愛。人格神を愛する)
- 「カルマ・ヨーガ」
(献身。「活動的に仕事をすることですが、本質は献身、つまり報いをもとめず自分の身を捧げる(p.37)」。ちなみにカルマ=行為、業。
- 「ギャーナ・ヨーガ」
(知識。「世界を正しく知ることによって救済、福音」を求める(pp.40-41)。
危険でもある。しかし、近年のインドの発展と、ヨーガをはじめとするインド思想との関わりについて検討することは、中国の発展と中国の思想や、日本の経済成長と日本的思想(あるいは日本的経営)との関係について検討するのと同じくらい重要なことかもしれない。
▼ギャーナ・ヨーガの紹介の後に続く一文が、印象に残ったので引用しておく。
「人間がロボットになる」よりそういえばユングも、マンダラに影響を受けたんだよなぁ、などと思い返してみたり。
近ごろ、学問というと実利ばかりが求められる風潮があります。つまり、自分のエゴを伸張していくための手段としての知識ばかりが、スポットライトを浴びているのです。しかし、それは果たして本当の知識、学問なのか。例えば、司法試験を受ける。何度受けても落っこちる。そういう挫折というのは人生の中でいくらでもあるわけです。受験のための法律知識自体は無駄になってしまうでしょう。
しかし、そうではなく、挫折しても自分を生かしてくれる知、自分が失敗したときに支えてくれるような知というものもあるだろうと思います。私が言いたいのはそれなのです。本当の学問というのはそういうものではないのか。精密な体系などよりも、人間を救う学問です。そういう学問を追究していきたい。それが私の理想です。p.41
久々にオートポイエーシス系の本でも読み直してみよう。
▼本書は、語りおろし本。2005年の出版ではあるが、内容は先見的。やや内容が薄い気もするが、文系的な「情報学」の捉え方として参考になる。
追伸
インドには学生時代から行きたいと熱望しつつ、一度も、たどり着けていない。妻は何度も行っているらしいので、新婚旅行をインドにすることもできないし…(注:よく聞かれるのですが、新婚旅行としてはまだ一度も旅行へ行ったことはありません)。来年度あたりは、インドに行く機会を作りたいなぁ。
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