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今年の本

▼いつものことではあるが、気づいたらもう年末…というのが率直な今年の印象である。時間が経つのがはやくて困るなぁ…などと、これから死ぬまで同じようなことを言い続けてしまいそうな気もするが、以下、今年の総括を兼ねてオススメ本をまとめたい。

新書部門
 
今年の新書らしい書籍という意味では、『科学者という仕事』と『格差社会』が私的には出色。故 米原万里氏の『必笑小咄のテクニック』は、昨年末に出た本ではあるが、大いに笑わせていただいた。米原万里氏の著作は、私的には「必読本」の一つだったが、今後、新刊と出会えないかと思うと残念である。心よりご冥福をお祈りしたい。

一般書部門

 一般書に関しては、金井先生の『働くみんなのモティベーション論』には多いに刺激された。今後、「学ぶみんなのモティべーション論」的な考察を深めていくのを、課題としたいところである(←最近、身の回りでは皆、同じようなことを言っている気が)。

 社会学系では、『変化する社会の不平等』と、『多元化する「能力」と日本社会』のどちらをベストとするか迷うところ。岩波新書新書の『格差社会』と言い、今年は「格差社会」関連の本がまとまって出版された年でもあった気がする。

 経営学関係では、『MBAが会社を滅ぼす』と、『イノベーションの達人』は、両極的とも言える本で、これまたベストを選ぶのが迷うところ。何がイノベーション&持続的な発展につながるのか、という観点では(『イノベーションの達人』つながりでは、深澤直人氏の『デザインの輪郭』も棄てがたい)。

 本年、私にとって象的だった出来事の一つに、原油高があった。世界の「リソース」としての石油をいかに捉えていくか、また、来年以降、アメリカ経済がいかにソフトランディングし、世界秩序がいかに保たれるかも気になるところだ。

 その意味では、『石油の終焉』と『街場のアメリカ論』から得るものが多かった。

  • ポール・ロバーツ 久保恵美子 訳(2006). 石油の終焉. 光文社

科学書部門
 一般書と科学書の境界は微妙なところだが、科学書関係ではサイモン・シンの『ビッグバン宇宙論』(上・下)が格別だった。今年はYS-11の国内引退で、関連書も何冊か読んだが、どれか一つ選ぶなら、やっぱりサイモン・シンかなぁ…。

お仕事関係
 仕事関係ではあるが、最近の仕事と関連性が高い新書としては以下の2冊。

       一般書(専門書と言うほどの専門書ではないが)では、以下の2冊かしら。

       来年は、フィンランドにぜひ行ってみたいな。

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