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読書メモ(断片):オーセンティシティ(『Google 最強のブランド戦略』)

▼オーセンティシティ(authenticity)という言葉がある。日本語にすると、「真正性」とか「真実性」と言った訳語が当てられる。もっと分かりやすく言えば、「本物らしさ」「本当らしさ」といったニュアンスに近いかも知れない。以前は、教育の文脈で使われる例が多かったが(例:社会で学ぶ内容が「本物」だとすると、学校教育は真正性に欠ける…など)、最近はマーケティング系の概念としても用いられているということを初めて知った。

 例えば、『Google 最強のブランド戦略』にはこんな一文があった。
○グーグルには真実性がある。
  グーグルが人間っぽさを打ち出せていることを認めるとすれば、それは、もっと大きな流れの一部だ。この流れは「オーセンティシティ」と呼ばれている。この言葉は、グーグルブランドのどこが違うかを説明するために私もこれまで何回か使ってきた。オーセンティシティとは、従来のスーパーブランドが提供する管理されたわざとらしい経験ではなく、より「本物」の経験のことだ。オーセンティシティの時代に成功するブランドは、グーグルのように、あまり作られた感じのしない、そしてもっと民主的なブランドである。(p.135)(太字は引用者による)
 以上のように述べた後、著者はデビッド・ボイルの『Authenticity: Brands, fakes, spin and the lust for real life』という著書から、オーセンティシティの定義を引いている。
 オーセンティシティとは、自然や美を意味することも、地理的あるいは道徳的に根ざしていることを意味することもあるが、要するに人間味である。人間というものの複雑性や、人間同士のふれ合いに対する欲求が認識され、人間の個性や個別性も認識されていることを意味する。
(p.137)(『Google 最強のブランド戦略』からの孫引き)
 うーん。マーケティングにおける「経験」(エキスペリエンス)の延長にある概念が、「オーセンティシティ」なのか、あるいはサービス業的な原点回帰なのかよく分からないような気がしないでもない。しばし、チェックした方が良い言葉かもしれない。

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