読書メモ(断片):キャリア・トランジション・サイクル
▼お仕事的都合で、「トランジション」について文献その他を再確認。話のネタとしては、トランジションというのは、「人生の節目であって、転機であって、移行期で…」とか、「ブリッジズに言わせればトランジションには終焉→中立圏→開始」というサイクルが含まれるなどなど、話題は何かと抱負である。
しかしだ、「節目」とか「転機」そのものを経験したことがない人には、なかなか実感の薄い話題らしい(注:そんな人いないだろーと思われるかもしれないが、今は、受験ですら転機にならない世の中らしい。転校も離別も経験していないとなるとなおさらだ)。キャリアに話を持って行くにしても、これまた想像力を要するらしい。進路進学も「キャリア・デザイン」の一つだし、「トランジション」の一つだとは思うんだけどなぁ。
そうは言いつつも、「偶然」だとか「ドリフト」まで話を持って行きたかったので、キャリア・トランジション・サイクル(金井 2002)を再検討してみたり。
しかしだ、「節目」とか「転機」そのものを経験したことがない人には、なかなか実感の薄い話題らしい(注:そんな人いないだろーと思われるかもしれないが、今は、受験ですら転機にならない世の中らしい。転校も離別も経験していないとなるとなおさらだ)。キャリアに話を持って行くにしても、これまた想像力を要するらしい。進路進学も「キャリア・デザイン」の一つだし、「トランジション」の一つだとは思うんだけどなぁ。
そうは言いつつも、「偶然」だとか「ドリフト」まで話を持って行きたかったので、キャリア・トランジション・サイクル(金井 2002)を再検討してみたり。
▼キャリア・トランジション・サイクルとは、次の4つのサイクルのことだ。
言い換えれば、自分が置かれている「偶然」的な状況を楽しむ、という発想も重要だろう。確かに、人は、前の前の事象を「偶然」(出会い)として捉えず、受けいれる前に「○×は自分には関係がない」からと切り捨ててしまいがちである。そもそも、人間はそうやって大量の情報から自分に必要なものを取捨選択している。
しかし、「自分に関係がない」と断定するのが早すぎると、本当は「関係があった」場合に与えられる恩恵を得られない。一体、なぜ「未知の事象」に対して「関係がない」と見なすことができるのか(メノンのパラドックスとも関わってくる)。このあたりのことを不思議に思わないと、『天才柳沢教授の生活』を読んでも楽しくないだろう(話が飛躍するが、関係なくはないはず)。少なくても、必然ばかり求めていると、本来得られるべき関係性も得られないということは心しておく必要があるだろう。
▼そういえば、星占いにも書いてあるじゃない。「普段見過ごしている所に、幸せが隠れています」とか、「どこかにあなたを評価してくれている人がいます」とか。「見えないもの」と、一見「関係がなさそう」なものの間に、どんな「関係がある」のかを考えてみても良いのかもしれない。なんてことを思ってみたり。
- (1) キャリアに方向感覚をもつ
- (2) 節目だけはキャリア・デザインする
- (3) アクションをとる
- (4) ドリフトも偶然も楽しみながら取り込む
- 金井 壽宏 (2002). 働くひとのためのキャリア・デザイン. PHP新書(p.259)
同じ図は後述の『キャリア・デザイン・ガイド』にも掲載されている

- 金井寿宏 (2003). キャリア・デザイン・ガイド―自分のキャリアをうまく振り返り展望するために. 白桃書房
トランジションのサイクルで、まず大きな方向、自分の夢を現実の前で再チェックし(第1ステップ)、岐路で道を選び取り(第2ステップ)、その道をひたすらに走っている限り(第3ステップ)、つぎの段階としては、周りの景色、出会い、いろんな偶然(とくによい偶然)を大切にしてほしいと思っています。それが、第4ステップにほかなりません。▼4つのプロセスの中で、今の私が最も強調したい部分は、4番目の部分だろう。おおよそ(少なくても私の場合は)、論理的な説明(理由付け)は、事後解釈的に行われることが少なくない。ジェイムズが「悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ」と言っているように、感情(情動)ですら、ある状態に先んじて生じているとは限らない。
(引用者改行)
その理由は、なにもかもを詳細に設計しようとすると息が詰まるからです。どこにたどり着くかは、しっかり岐路で道を選び、一生懸命走っているひとでも、ほんとうのところはわかりません。それが、人生やキャリアの面白さでもあります。「どこに行きたいかわかっていなかったら、どこか別のところに行ってしまうよ」というアドバイスにも一理ありますが、「どこに向かっているのかわかりすぎていたら、そこにしか行けなくなってしまうよ」というジョークもまた無視できません。人生には、不確実なことがあり、それを前向きに捉えようというのが、キャリア選択にかかわる従来の合理的意思決定論と決別した最近のアプローチの特徴でもあります(pp.99-100)
言い換えれば、自分が置かれている「偶然」的な状況を楽しむ、という発想も重要だろう。確かに、人は、前の前の事象を「偶然」(出会い)として捉えず、受けいれる前に「○×は自分には関係がない」からと切り捨ててしまいがちである。そもそも、人間はそうやって大量の情報から自分に必要なものを取捨選択している。
しかし、「自分に関係がない」と断定するのが早すぎると、本当は「関係があった」場合に与えられる恩恵を得られない。一体、なぜ「未知の事象」に対して「関係がない」と見なすことができるのか(メノンのパラドックスとも関わってくる)。このあたりのことを不思議に思わないと、『天才柳沢教授の生活』を読んでも楽しくないだろう(話が飛躍するが、関係なくはないはず)。少なくても、必然ばかり求めていると、本来得られるべき関係性も得られないということは心しておく必要があるだろう。
▼そういえば、星占いにも書いてあるじゃない。「普段見過ごしている所に、幸せが隠れています」とか、「どこかにあなたを評価してくれている人がいます」とか。「見えないもの」と、一見「関係がなさそう」なものの間に、どんな「関係がある」のかを考えてみても良いのかもしれない。なんてことを思ってみたり。
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