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読書メモ(断片):新小論文ノート

▼この時期、毎年買っている本の一つに、代々木ゼミナールが出している『新小論文ノート』という大学受験向け参考書(資料集)がある。

 何度か本日記で触れたことがあったかもしれないが、年度版で、毎年、最新の小論文問題を紹介してくれる、実にありがたい本である。毎年、よくこの値段で出せるよな…と思うくらい分量も充実。解答解説も、詳しい。
▼なぜ、私が大学受験向けの小論文対策本を購入しているかというと…、おそらく以下の3つくらいの理由が挙げられるような気がする。
  • 自分の視野を狭めないため(ビバ!器用貧乏)
  • 優れた読書ガイドとしての利用
  • 作文・小論文の「書き方」(方法)に対する意識
 以下、それぞれについて若干、自己説明を試みよう。

視野を狭めない
 一つ目の「自分の視野を狭めないため」は、言い換えれば一定の「教養」を保つためでもある。さらに言い換えれば、わたしゃ、個人的には「専門バカ」よりも「器用貧乏」の方が好きだから、というそれだけの理由である。

 教養を維持する=器用貧乏を目指す手段は、他にもあると思うが、大学受験向けの小論文対策本は意外と便利だったりする(とは言え、大学受験問題のほとんどは大学の教員が作成するものだから、実際は、限られた世界なのかもしれない)。

読書ガイド
 第二の理由は、第一と実質的には同じかもしれない(良くも悪くも、私の読書領域は妙である)。読書ガイドとしてだけならば、現代文の入試問題も使えなくないのだが、小論文は現代文に比べて、時事的なネタが多いのが利点である。

 受験対策的な言い回しをすれば、時事ネタを含む小論文を課す大学は、それを理解できる学生を求めている、ということでもある。時事ネタは、付け焼き刃的な「対策」が難しいしな)。

作文・小論文の書き方を意識する
 第三の理由は、「作文」や「論文」の書き方、という側面である。私自身、中学生や高校生時代は、作文が得意な生徒ではまったくなかった。まして小論文など「1000字も何を書けばいいんだろう」と途方に暮れていたしな。

 私が受験した大学の多くは小論文が必須だったから(逆に言えば、そういう所を好んで受けていただけかもしれない)、小論文にはかなり苦労させられたのだが、「文章の書き方」や「文章読解法」を意識するようになったのは大きな成果だったと思う。

 小論文に限らず、日常的な場面でも、他者の主張を適切に理解し(課題文の読解)、自分の主張なり、見解をいかに「限られた時間で」(受験小論文は長くても120分~150分の範囲である)まとめるか、という視点は重要だろう。

 お仕事的には、作文や小論文の書き方をいかに人に伝えるか、についても、考えていくなくちゃいけないらしい(ついでに言えば、採点方法も…か)。

追伸
 よくよく考えれば、新小論文ノートは、自宅に保管してある分も合わせると、既に11年分揃っているらしい。ちゃんと資料を整理すれば、データベースになるかな。

 現代文の入試問題ならば、   が、とても優れている。評論文的なアンソロジーとしては、
 が参考になる。こういうのを利用して教材作るのも悪くないかな。

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