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献血

あまりに暇だったので仕事の合間に、久々に街へ出る。世の中は「連休」らしいので、私も、その「連休」とやらを享受しようと思ったわけである。

 しかし、中心部は人、ひと、ヒト…で、いかんせん密度が高い。
 みんな、暇なんだな気分転換しに来ているんだな。

▼とりあえず、Franc francやら無印良品やら、afternoon tea など、適当な雑貨をちらっと見て回って、紀伊国屋へ行ってみたが、人混み故に落ち着かないのが難点。
(注:どこに行っても、私の行動パターンは本質的に変わらないらしい。もちろん、地元にしかなさそうな店にも足を運んでいるが、名前が分からないので省略)

▼とりあえずどこかでお茶でも飲もうかと思ったが、どこも行列。リーガロイヤルまで足を運んでみたが、あらまー、ほぼ満席。まあな、中心部だしな。

 帰るのももったないので(注:関係ないが、最近、『もったいないばあさん』という絵本が話題らしい。もったいないって、元祖は「もったいないおばけ」じゃなかったっけ?年のせいか、○△ばあさんといえば、「いぢわるばあさん」を思い出してしまう。)、休憩場所を探してふらふらしていたら、ふと、献血ルームがふと目に入る。

 その手があったか。

▼最近、献血していないし、帰っても何もすることないしたまには社会に貢献したいし、1時間はご休憩もできるだろうということで、何年ぶりかに愛の献血へ。

 階段を上がるとそこは…、という訳で後半に続く。
 清潔感のある白い階段を上がると、そこに受付が。

受付開始
 献血は何度かしたことがあるので、最低限の流れは知ってはいたが、献血手帳など持っている訳もなく、受付で氏名やらなにやら記入。

 しばらくしてお呼びがかかると、担当の人が持っていたのは…過去の私のデータであった。実家はもちろん(私は当然、高校の時に献血デビュー)、大学時代の藤沢の住所やら、石川県の時の住所など、すべて記録が残っているらしい。

 恐るべき個人情報。確かに、血液にはいろいろな問題もあるから、トラッキングできるようになっているようになっているのだろうが、複雑な心境である。
(どうせだったら、昨年度もやっておけば、全住所を記録に残せたのに!)

受付での会話
 受付では、海外旅行経験について聞かれた。最近、香港やらシンガポールなど海外によく出ているので、もしかしたそこでひっかかるかな?と思ったら、一番ツッコミをいただいたのは、過去のヨーロッパ方面の出張だった。

 ヤコブ病関連で、イギリス云々はニュースで見聞きしていたが、それ以降の話も聞かれるとは思っていなかった。全て「記憶にございません」で逃げようと思ったが、担当のおねーさんの傾聴的姿勢に負けて、いろいろ告白させられた。

 「あらまー、大変だったのねぇ」とは本人の談(あくまでも独り言である)。

 受付の奥にある「キムワイプ」(知る人ぞ知る業務用使い捨てナプキン)を見て、思わずほほえんでしまいそうになるが、ぐっとこらえて我慢。

最初の問診
 で、とりあえず受付を通過して…、と順序に沿って書き始めたら、相当な長さになることが発覚。佐藤郁哉氏の『フィールドワークの技法―問いを育てる、仮説をきたえる』の献血ルームの描写を思い出しながら、記録していたから、そりゃ長くなるわな。

 というわけで、この課題はかなり使えることが判明。

 (以下大幅に省略)

 結局、1時間半近く過ごして、献血ルームを後にする。今回、分かったことは、(1)私の献血を担当したくださったおねーさんも、「宮城県」にはなじみがなさそう。(2)広島の夏は暑いらしい。(3)昨年の台風は強烈だった、の以上3点である。

 というわけで、私の休日はこうやって消えていくのである。

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