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発見の発見

▼なぜ昨日はやる気レスだったか考えていた。ついでに、いったい何故に私は、そういう無意味な思考に情熱を注いでしまうのか?も。

 ぼんやり、考えを広げつつ無印のピーチアプリコット(私の好きなお茶の一つ)を飲もうとした瞬間、深澤直人氏(デザイナー:無印良品の換気扇型のCDプレイヤーや、AUの携帯が有名か)の文章が頭によぎった。

 ふむふむ。一見、感覚(直感)的なデザインでも、その思考の経路を分析することで、結果として「人間の発見」につながる面があるらしい。
 私はデザインを直感的に行っている。しかし、それが生み出されたあとにその思考や行動の経路がどのようなものであったかをたどることが好きである。分析は趣味である。決して分析によってものを生みだそうとはしない。分析への興味は人間の発見にあると思う。結局人間は自分がどのようにものを見、感じ、世界を捉えているのかがわかってはいない。あるいは自分の捉え方に疑問など持たないかもしれない。私はその捉え方の事実を発見することが楽しいのである。(p.281)

後藤 武・佐々木 正人・深澤 直人(2004). デザインの生態学―新しいデザインの教科書.東京書籍(太字は引用者)
 「人間の発見」は一見大げさだが、捉え方の発見という点が重要だろう。

▼最近、つとに思うのだが、他者の発見は、私にとっても発見である。これは二者間のコミュニケーションにおいて、とりわけあてはまる。

 一つの発見が、さらなる発見を生み、それがまた新たな発見を誘発する…というスパイラルは、良いことにも悪いことにも生じうることだが(前者の好例はさまざまだが、後者は不倫発覚?が典型か)、願わくば未来に開かれたという意味で発見を前向き(ポジティブ)に捉えてみたいものである。

▼ちなみに本書は、デザイナーのモノの考え方が分かるという点において、大変優れた本である。
 かゆいところに手が届く感じ。最近の本ではとくにお勧めの一冊。

▼で、考察の結果。後付け的理由だが、9日(金)にふとしたことがきっかけで、大変に良い(当社比)アイディアが思い浮かんだこと(発見!)が、昨日の創造的無気力を生んだのであろう…、と思っておくことにする。

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