« 一皮むける | トップページ | かちかち山 »

今月の本

▼今月は、敢えて3冊に絞り込むとしたら以下の3冊…かな。
 『自分で考えてみる哲学』は、因果関係に焦点を当てた哲学の入門書。単なる哲学の紹介本(正確に言えば「哲学者」の紹介本)ではなく、哲学的=科学的なモノの考え方に迫った良書である。翻訳も読みやすい。
 
 『組織行動の考え方』は、組織論の一分野「組織行動」(組織の中での人間のふるまい)のテキストではあるが、金井先生流のまとめのせいか、読み手の力づけに優れているような気がする。
 これまでやや端折られることが多かった評価の問題にも詳しく、モチベーションと「夢理論」など、独自の考え方の紹介もあって参考になる。

 『演技と演出』は、口語体(です、ます)で読みやすいが、演出とはいかなるものか、演技とは何なのかを考えさせられる。

 演技や演出に関しては、私も、縁あって社会学的な理論を知識としては持っていたし(ゴッフマンが最も有名か。手に入れやすい入門書は、『ゴフマン世界の再構成か』)、あるいは山崎正和氏に代表されるような劇作家でもあり、かつ批評家でもあるような人の本の本を読んだことがあったが(彼の場合はジンメルに依っている部分が多い。たとえば、『社交する人間』)、これらの論と、平田オリザ氏の本を併せて読むと理論と実践(私の場合は、ワークショップ的なものへの転用)をうまく融合させられそうな気もする。

 三冊共に共通するのは「考え方」が、丁寧に描かれている点であろう。
 来月は、新刊もかなり多いようだから楽しみな月である。

« 一皮むける | トップページ | かちかち山 »

アナウンス」カテゴリの記事

今月の本」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/503693/17387435

この記事へのトラックバック一覧です: 今月の本:

« 一皮むける | トップページ | かちかち山 »

ad


2012年2月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29      
無料ブログはココログ