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読書メモ:戦下のレシピ

▼オリジナルは2003年7月に書かれたものです。

▼なんだか夏っぽくないので、最近、雑炊とか、チゲ鍋とか、どちらかといえば寒い季節の料理を作って食べている(楽だしね)。

 鍋を食べているとき、広島の「原爆の子の像」に供えられた折り鶴が14万羽焼けたニュースを見ていたせいか(注1)、冷蔵庫の余った野菜を適当に入れて雑炊を作ったせいか、この寒さじゃ今年は米不足かなぁ…なんて考えていたせいか、ふと『戦下のレシピ』のことを思いだした。
 齋藤美奈子が「戦争の影響で食糧がなくなるのではない。食糧がなくなることが戦争なのだ。」(p180)」と書いていたが、食料がなくなる(食べることができなくなる)感覚は、結構、こわいものがある。
(人によっては「オロオロする」感覚の方がしっくりくるかもしれない)。

 天気予報を見る限り、明日からは、東北地方も早いところ夏らしくなるようだが、はやいところ回復してもらいたいものだ。
 もっとも暑くなれば暑くなったで、文句を言ってそうな気もするけど。
 でも、「オロオロ」しなくて済むだろう。

(注1)私はこの事件の場合、容疑者の所属大学は関係ないのではないかと思う。大学の所属名(サークルとか)を悪用していたならば別だけど。

▼おまけ。戦争当時の「捨てない技術」。『戦下のレシピ』より孫引き。
捨てていたものを生かす 『主婦之友』昭和19年7月号
▼捨てていたものを取りあげる場合 
ただ栄養があるから食べるという前に、これまでなぜ捨てていたかを考えてみましょう。
(1)臭いか
(2)あくがあって苦いか。
(3)筋ばって硬いか。
(4)まずいか。
習慣のように捨てていたというのも、結局はこれだけの理由があってのことです。この原因を取り除く調理法の工夫さえつけば、何でも美味しく食べられるのです。
(1)臭みの強い野菜は、油炒めや和え物がよい。
(2)あくの強いものは、茹でこぼして水によく晒す。
(3)筋ばって硬いものは細かく刻んで繊維を短くするか、摺りおろすかすれば口ざわりもよく、美味しくなる。
 一瞬、なるほどって思ったのだが、考えて見りゃ、新鮮な野菜は生に近い状態で食べるけど、古くなれば炒め物にしたり、あく取りもしっかりやるよな。こういう知恵ってどこで教わったのだろう。

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