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読書メモ:宗教について考える

▼オリジナルは2002年4月に書かれたものです。

▼もったいないおばけって、やはり仏教的な考え方なんだろうなぁ。英語を書こうとすると、いかに自分が日本的考えに支配されているかよく分かる。「甘え」しかり「もったいない」しかり、「場」しかり。英語感覚的には、「与えられた機会を活かす」っていうのもしっくりこない。

▼昨年9月11日の出来事を、そろそろちゃんと考えたくなって宗教に関する本を読んでみる。。「宗教教育」「デスデザイン」(自分の死について考える)となどは、重要性は指摘されても、なかなか実践例を聴かないのは僕の勉強不足かな。総合的な学習では、宗教のこともやるんだろうか

▼結構、本を読んでみましたが、どうもどれもぴんと来ない。
 橋爪氏の本は、確かに教科書っぽさが強いかも。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教の世界4大宗教の発生と変遷をまとめた本です。便乗本も含めて9.11関係の本をいくつか読みましたが、宗教全般を概観するには上の本が最適かな。考え方を学ぶというよりは、知識の整理向け。一応、比較社会学的な入門書にもなっています。

 たまたま最近出て、手に取った本。河合隼雄氏の編さんした『宗教を知る 人間を知る』は、河合隼雄・加賀乙彦・山折哲雄・合庭惇氏らの共著。それぞれ臨床心理学者、小説家、宗教学者、岩波『思想』の編集者→大学教授という顔ぶれらしい。

 それぞれの立場から宗教について論じつつ、最後に対談という形式でした。コラムとして主要宗教についてコンパクトにまとめられてます。だが、この手の本(寄せ集め本?)にありがちなのだが、深く突っ込んだ論にはなっていないのでちょっと物足りないかも。この混沌さが、宗教(を考えることの)難しさをそのまま反映しているような気もします。
 直接、宗教について書いているわけではないのだが『夜と霧』を読むと、自分にとって自分を超えた経験について考えさせられる。この本を読むと、「絶望」なんてことばを安易に使うことはできなくなる。絶望とはかくも絶望的なのかと絶句。

メモ 無常について
 無常という考え方について。山折哲雄氏曰く、(1)この世に永遠不滅なものは存在しない。かたちあるものは必ず滅する。(2)にも関わらず、自然は毎年よみがえり、繰り返す。太陽や月の運行しかり、繰り返し、再生する。ことを指すらしい。日本は四季に恵まれていていいな…なんて思うけど、星空を通して季節を感じるのも悪くないのかも。

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